ギターと歌声、シンプルな構成なだけに空気の音や詩世界を深く感じ取ることができる、日髙晴野の新作EP『白柵舎(ハクザクシャ)』。
軽やかであり、力強くもある一曲一曲がまっすぐに届けられているようです。
前作同様、今作もジャケットなど収録楽曲以外の部分もクレイジーなこだわりの仕様。
紙ジャケットは手製・盤面のデザインのためにぬいぐるみをつくる・歌詞カードは手書き文字などなど、実際に手に取るとさらにこだわりが詰まっていることが分かります。手に取るだけで分かります。
この時代に音楽をフィジカルで届けるということに向き合った、真摯さのようなものの一つの答えなのだと思います。
個人的には、以前パーラー喫茶結社-壬生交点-で開催した音楽イベント「In The Town」で初めて聴いた楽曲も収録されていてるのがとても嬉しいです。
私は晴野さんの音楽は挫けそうになる心の最後の踏ん張りみたいなときに効くと思っていて、その意味でも、こうして手元に音楽を置くことに意味があると思っています。
『白柵舎 』
アーティスト:日髙晴野
フォーマット:CD(手製紙ジャケット仕様)
収録曲:
・海辺の白馬
・2025年1月26日午後4時部屋のカーテンを開ける
・Hold me, Hole time
・春の身体
・いつでも
税込 ¥2,000 (送料別)